Opal
オパール

ラテン語で宝石を意味するopalus(オパルス)が語源のオパール。
最大の特徴は遊色効果(play of color)と呼ばれる、見る方向によって斑の色を変える性質です。
球状の二酸化珪素が規則正しく並んでできた層の厚みによって、どの色を反射するかが変わります。
青色や緑色に比べると赤色を反射する班は生成しにくいため、
一般にオパールは赤色の斑が出るものが希少とされます。
地色が乳白色のオパールをホワイトオパールといい、パステルカラーの遊色効果を楽しめます。
地色が黒色のオパールはブラックオパールと呼ばれ、オーロラのような輝きが魅力的です。
どちらもオーストラリアから産出します。
また、地色が透明色のオパールはウォーターオパール、地色が赤色のものはファイアーオパールと呼ばれます。
こちらはメキシコで産出し、水の中に虹を閉じ込めたようなきらめきを見ることができます。
オパールは水を多く含んだ宝石のため、欠けやすい性質があります。
ジュエリーとして身に着ける際には、強い衝撃を与えないよう注意が必要です。
鉱物名 | オパール |
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モース硬度 | 6 |
主な産地 | オーストラリア、メキシコ、エチオピア |
誕生石 | 10月 |